切り傷の正しい知識を持ちましょう

調理をしているとき、包丁やスライサーで指を切ってしまうことが多い私は、いつも慌ててしまい、血が床に落ちてしまいます。


包丁で指を切ってしまったら、傷口を流水で洗い、雑菌や汚れを落としきれいにします。


キッチンペーパーなどで包んだ傷口を、胸より上に上げ、「ぎゅっ」と押さえて圧迫し、止血を行います。


傷口に繊維が付着し、治りが遅くなってしまう恐れがあるガーゼや、ちぎったティッシュは、使わないほうがよいでしょう。


5分ほど経過したら、止血できているか確認します。


思っていた以上に傷が深く、傷口が大きく開き痛みが強いときは、外科や形成外科を受診しましょう。


野菜などの皮を「サッ」とむくことができる便利なスライサーで切ってしまった指が、えぐれた状態になった人もいるでしょう。


包丁で切ったときより多くの血が吹き出してしまった私も、慌ててしまいました。


指がえぐれた状態になってしまうほどの出血を止める効果があるのは、昆布などの海藻に含まれているアルギン酸カルシウムです。


アルギン酸カルシウムを繊維状にした「アルギネート創傷被覆材」には、「ソープサン」や「カルトスタット」、「プラスモイストヘモスタパッド」などの商品があります。


「乾かしたほうがよい」と思いがちな傷口は、潤いがなければ治りません。


スライサーで切ってしまい、指がえぐれた状態になった私は、病院で「湿潤療法」の処置を受けたことがあります。


生理食塩水で指を洗ったあと、見た目はガーゼと変わらない「ソープサン」で覆い、さらに水が入らないように防水フィルムで保護しました。


「最も皮膚を作ろうとする自然治癒力が働く48時間は、『ソープサン』を取り替えないでください」と医師に言われました。


当初、血で染まっていた「ソープサン」が、医師が言ったとおり2日目になると、黄色に変化し、自然治癒力を感じられました。


縛るのではなく、圧迫して止血する、早く治すには乾かすのではなく、潤いを保つことが大切など、正しい知識を持ち、いざというとき適切な処置を行いましょう。